Now Loading...

office / fukuoka

INTEN

入口の扉を開けた瞬間からクライアントに「面白そうなものをつくってくれる」という印象を残すことを念頭に置き設計を始めた、映像クリエイティブオフィス「inten(インテン)」。製作するコマーシャルやインパクトを空間に体現することからスタートした。

映像の始まりと終わりまでの様子を空間に置き換えたコンセプトは「コントラスト」。インテンの名称である“始め=in”を「白」“終わり=ten”を「黒」、その中間の余白や間を空間の軸とし、エントランスから続く奥行きのある通路天井に、オーク材のR形状を連続させ波のような流れを視覚的に再現し、映像をつくる過程と会社名が空間を構成する大きな要素として表現しています。そして入口上部と波型から続く奥の壁に蘭を中心とした植栽を入れ、クールな印象に柔らかさを演出しオフィスとしての居住空間に彩りを加えています。全体的に無彩色のグレーを空間のベースとしてフラットな印象を持たせ、その対比として木や鉄、ガラスなどの異素材をアクセントにした構成が、会社名から始まる独自の個性を抽象化し、表現しています。

また、全て特注で制作した扉や家具やソファなどは、各ディテールの線を細くし空間全体に、よりシャープな印象を出し引き締め、間接照明をエントランスからの通路天井に配置することにより波型造形を視覚的に強調し、映像の流れと連動するようなインパクトを生み出しています。そうした一つひとつの細部に意味がある空間づくりが、来社された方々の印象に残り、会社をより恒久的なものとする要因の一つとなると考えます。

 

 

保存保存保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存保存保存保存保存

保存保存

保存保存

保存保存


CREDIT

Client / inten
Fukuoka Prefecture Fukuoka City Chuo-ku 1-5-2 Akasaka Able Akasaka 2F
Photography / Takahisa Ishii (Blitz STUDIO)

クライアント: 株式会社inten
福岡県福岡市中央区赤坂1-52 Able赤坂ビル2F
撮影/石井紀久 (Blitz STUDIO)